折り鶴の作り方 | 折り鶴 – Orizuru

折り鶴の作り方 | 折り鶴 – Orizuru

折り紙と聞いて、最初に思い浮かべるものの一つが「折り鶴」です。折り鶴は、一枚の紙から作られる美しい作品であるだけでなく、日本文化において長寿、幸運、希望、平和などと結びついた大切なシンボルでもあります。一枚の正方形の紙から作ることができ、折り紙を初めて体験する人にもよく知られている代表的な作品の一つです。

 

折り鶴とは?

日本語では、

折り(おり)→ 紙などを折ること

鶴(つる/づる)→ 鳥の「鶴」

この二つの言葉が組み合わさって「折り鶴(おりづる)」となります。

鶴は日本文化において、長寿や幸運と結びつけられてきました。そのため、折り鶴はお祝い事や特別な日、願いを込めた贈り物など、さまざまな場面で使われています。

 

折り鶴を作るために必要なもの

折り鶴を作るために、多くの材料は必要ありません。

必要なのは、

  • 正方形の折り紙
  • 平らな作業スペース

だけです。

折り紙がない場合は、薄い紙を正方形に切って使うこともできます。初めて挑戦する場合は、15×15cm程度の紙を使うと折りやすくなります。

折り鶴の作り方

  1. 紙を対角線に折る

正方形の紙を目の前に置きます。一つの角を反対側の角に合わせ、対角線に折ります。しっかりと折り目をつけたら、一度紙を開きます。もう一方の対角線も同じように折ります。これで紙に二本の対角線の折り目ができます。

  1. 紙を半分に折る

次に、紙を横方向に半分に折り、その後、縦方向にも半分に折ります。これによって、紙の中心で交わる複数の折り目ができます。この折り目を使うことで、次の工程で紙をきれいに折りたたみやすくなります。

  1. 四角い基本形を作る

これまでにつけた折り目を利用して、紙を内側へ折りたたみます。四つの角を近づけていくと、紙が小さな多層の正方形になります。この基本形は、ほかのさまざまな折り紙作品でもよく使われます。

  1. 両端を中心に折る

開いている部分が下を向くように紙を置きます。左右の端を中央の線に合わせて折ります。上にできた三角形の部分も下へ折り、折り目をつけます。その後、今つけた折り目を一度開きます。

  1. 下の角を上へ持ち上げる

紙の下の角を上へ持ち上げます。先ほどつけた折り目を使いながら、左右の端を内側へ折り込みます。すると、縦長のひし形になります。紙を裏返し、反対側も同じように折ります。

  1. 翼の下になる部分を細く折る

ひし形の下側にある左右の端を中央の線に合わせて折ります。紙を裏返し、反対側も同じように折ります。これで、鶴の首と尾になる二本の細長い部分ができてきます。

  1. 首と尾を作る

下側にある細長い部分の一つを上へ折ります。外側からそのまま折るのではなく、紙の層を少し開き、内側へ折り込むように形を整えます。

もう一方も同じように折ります。この二つのうち、一方が鶴の首、もう一方が尾になります。

  1. 頭を作る

首にした部分の先端を、小さく内側へ折り込みます。この折りによって、鶴の頭とくちばしができます。

  1. 翼を広げる

上側にある二つの大きな部分を、左右へゆっくりと広げます。これが鶴の翼になります。最後に胴体を優しく整えて、全体の形を仕上げます。

これで折り鶴の完成です!

千羽鶴:千羽の鶴を折る文化

折り鶴に関連する日本の文化として特によく知られているものの一つが「千羽鶴(せんばづる)」です。

千(せん)は「1000」、

羽(わ/ば)は鳥を数えるときに使われる助数詞、

鶴(つる/づる)は「鶴」を意味します。

千羽鶴とは、1,000羽の折り鶴を集めて作る作品を指します。

折り鶴は一般的に糸を使って長くつなげられ、願い事や回復への祈り、平和、応援などの思いを込めて贈られることがあります。

 

佐々木禎子と折り鶴

折り鶴が世界的に平和の象徴として知られるようになった背景には、佐々木禎子さんの物語があります。

佐々木禎子さんは、広島への原子爆弾投下による長期的な影響を受けた子どもの一人でした。病気になった後、禎子さんは折り鶴を折り始め、その物語はやがて世界各国へと広がっていきました。

現在、広島平和記念公園にある「原爆の子の像」は、禎子さんや戦争によって被害を受けた子どもたちを偲ぶ場所となっています。世界各地から届けられる色鮮やかな折り鶴も、ここで平和への願いを象徴するものとなっています。

 

折り鶴はなぜ特別なの?

折り鶴を作るために必要なのは、小さな正方形の紙一枚だけです。

しかし、いくつもの折りを重ねて完成するその姿は、日本文化の中でさまざまな意味を持っています。折り鶴は、希望、平和、長寿、幸運や願いを象徴する、最もよく知られた折り紙作品の一つです。

これから初めて折り紙に挑戦するなら、シリーズ最初の作品となる「折り鶴」から、日本の紙を折る文化を楽しんでみるのもよいでしょう。